Colum コラム

Vol.14 頭部X線規格写真(Cephalo)

歯は歯槽骨に根を下ろし、歯槽骨は顎骨の上にあり、顎骨は頭蓋骨の一部になっています。従って歯並びや噛み合わせを形態学的に評価するためには、頭蓋骨全体の中で、その位置関係や大きさを評価しなくてはなりません。

そのために頭部を一定の規格のもとで撮影した横顔のX線写真を用います。頭部X線規格写真(Cephalo)と言いますが、一定の規格条件で撮影することで、アゴの形や大きさ、歯の位置異常などを標準テンプレートと比較し評価します。

不正咬合者の中には下アゴの過成長が原因で起きている反対咬合(受け口)や、劣成長が原因の上顎前突(出歯)が少なくありません。咬み合わせの異常が、アゴの骨の形態によるものか単なる歯の位置異常によるのかを診断することが大切になります。

当院では、不正咬合の診断はもちろん顎顔面頭蓋の成長発育、歯科矯正治療の経過、結果及び予後の評価などに利用しています。