Colum コラム

Vol.15 よく噛むことの大切さ

よく『噛む』ことの大切さについて書きたいと思います。

矯正治療というと『見た目』を気にして歯並びの悪いところをきれいにするものと思われがちです
しかし矯正治療は見た目を良くするだけでなく、口元の印象をすっきりとさせたり、発音や咀嚼(物をかむこと)など機能面での問題も改善していくものなのです

歯並びがきれいに見えてもかみ合わせが悪い場合には、きちんとしたバランスのとれた咀嚼が難しく、時としてあごの関節に異常を引き起こすこともあります

かみ合わせと運動能力との関係性を調べた研究では、明らかにかみ合わせの良い人の方が筋力が強いといったデータが出ています。『筋力』に関係しますので、どんなスポーツでもかみ合わせが良い人が有利ということになります。

スポーツ選手に矯正治療を行い、しっかりと奥歯でかめるようにすると、潜在的パワーが発揮されて、試合時に思わぬ好成績を出したりすることが研究結果により明らかになってからは多くのスポーツ選手が矯正治療を始めるようになったことは、有名ですね

実際、ソウルオリンピックでカール・ルイスが100m競技で優勝し、金メダルをもらった時は、その笑顔にブレース(矯正器具)が輝いていました。

また、筋力に違いが出てくるだけでなく、脳の働きを調べた研究では硬い固形食を食べた方が、軟らかい粉末食を食べたグループより脳内で記憶を呼び起こす働きをする物質が多く、学習効果も高いといったデータも発表されています。

きちんと物をかめるようにするということは色んな意味において大切なことなのです

小さいお子様をお持ちのお母様は、身近なところから、きれいな歯並びに近づける手助けとなることと思いますので、お子様に固いものをしっかり『噛む』習慣をつけて、あごの発達を促してあげると良いですね