Colum コラム

Vol.16 前歯のギザギザ

小学生のお子様と一緒に来院されたお母様から、

『前歯は大丈夫ですか?』と、新しく萌出して来た永久歯の形態について質問を受けました

個人差がありますが、歯の先端は萌出直後にはギザギザしているのが正常で、物を噛んだりすることによってすり減ります。

大人になってもギザギザが残っている一つの原因として、あまり噛んでいないことがあります。これは最近、硬いものを食べる機会が減った若い方に非常に増えてきています

そして、噛んでいないのではなく噛み合わせることの出来ない『歯並び』も原因の一つになります。
出っ歯や受け口の場合には、前歯がきちんと接触することが出来ないため自然に磨耗することがありません。そのため、ある程度の年齢になっても歯が萌出直後と同じ形態のままであるということが起きてきます。

歯並びの相談でいらっしゃる方の歯をみていると、やはり萌出直後のようなギザギザがそのまま残っている方がとても多いです。磨耗していない歯の先端を見て、『殆ど前歯を使って噛めていない』ということもわかってきます。

歯列矯正によって前歯の正しい噛み合わせが得られると、自然に磨耗し徐々に滑らかな歯になっていく事が考えられますが、歯に凹凸があっても形態的に異常ということではないので、心配する必要はありません