Colum コラム

Vol.20 悪い歯並びの原因は?

虫歯の原因はお口の中のミュータンス菌ですが、不正咬合(悪い咬み合わせ)の原因は、何でしょうか?

昨日もブログで同じ事を書きましたが、最近の研究では、悪い歯ならび(不正咬合)の多くは、生まれつきのものではなく、成長過程で顎や顔の正しい成長が阻害されることにより生じると考えられています。

ですから、正しい発育を阻害しているのは何か?を考える事が予防につながります

歯や顎の異常の原因を正確に分類することは難しいようですが、以下のような原因が考えられています。

口呼吸

鼻づまりや扁桃腺肥大などにより鼻で呼吸できずに、口で呼吸する場合、顎骨の横幅が十分に成長しないため、上の前歯が押し出されて出っ歯になったり、叢生、乱ぐい歯になります。

悪習癖 舌の癖、悪い嚥下、指しゃぶり、爪咬み 唇を咬むなどの癖

乳歯が生えてから永久歯が生えるまで長期に指しゃぶりを続けていると、上顎前突(出っ歯)や開咬といった不正咬合になります。

むし歯

子供の歯でも虫歯を放置すると、永久歯の出てくる場所が減少し永久歯の位置異常を招きます。時にはあとから生えてくる永久歯の形成不全になることもあります。

歯の交換トラブル

乳歯から永久歯に生えかわる混合歯列期(約5歳から12歳の時期)において生えかわる順序が乱れたり遅れると歯ならびの形成が妨げられます。

食習慣

現代人は、加工食品、柔らかくあまり顎を使わなくても飲み込める食品が多くなり、顎骨が十分に発育しない。

遺伝

子供が親に似るのが遺伝です。親子であれば、顔も似ているのは自然なことですが、顎の形、筋肉の付き方も似てきます。 例えば、親が受け口ですと、子供も受け口になる可能性があります。


このように不正咬合の原因は、一つではないために原因の特定は簡単ではありません汗

子供の歯は、3歳までに乳歯が生えそろい、5歳頃から永久歯に生えかわり始め、12歳ころには大人の歯ならびになります

良い歯並びの子供に育てるには、生えかわりの状況をきちんと確認し、時期に応じた適切なアドバイスを受けることが、とても大切なのです。

次のコラムで、上の6つの項目、それぞれについての予防のポイントを書いていきたいと思います